2014年2月9日日曜日

英文の解説 ~ 自分の内なる声を大切にして

Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.

let は、第5文型の動詞 V5 です。やはり最も有名なのは、ビートルズの歌にある "Let it be." だと思います。let は、let O C で、OC のままにしておく、と訳します。C は動詞の原形です。Let it be. は「それを、その(本来あるべき)ままの状態にしておきなさい」と訳します。

drown は「溺れさせる」という意味ですが、S drown out O で、「S(騒がしい音など)が O(小さい音など)をかき消す」といった意味にもなります。ここで、O の位置にあるのが your own inner voice(あなた自身の内なる声)です。スティーブ ジョブズは、この内なる声は時に何かにかき消されてしまう程、小さなものだ ( そしていつも、かまってやらなければならない大切なものだ ) と、捉えていた様です。

最初に戻って、Don't let は否定の命令文。次に続く O は、他人の意見という騒音です。スティーブは、他人の意見は、時に騒音と言っていい程、邪魔なものになりうると、考えていた様です。

Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
あなたたちの心の声が、他の人の意見にかき消されないようにしてください。

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